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性感染症の症状その2【淋病】の症状

2019年10月15日
男性を診ている医者

淋病も比較的、発症者の数が多い性感染症のひとつであると言えます。淋菌に感染することで、生殖器を中心として炎症を起こすことが多いです。感染力が強く、一度の性行為で感染してしまう確率が高いと言えるでしょう。若い世代での感染者数が多いという特徴があり、淋菌に感染した人の多くは同時にクラミジアなどを発症している可能性が高いと言えます。

感染の原因としては、コンドームを使用しない性行為やオーラルセックスによるものが多いです。淋菌は高温や低温に弱いという特徴があるので、通常の環境内では生存することができず、性行為以外での接触感染はほとんどありません。淋病に感染した場合は、高い確率でコンドームを用いなかった性行為やオーラルセックスが原因だと考えて間違いないでしょう。

男性の場合は、感染してから1週間ほどの潜伏期間を経て、尿道炎が引き起こされます。尿道炎が引き起こされると、排尿時や勃起時に強い痛みを感じたり、尿道から膿のような分泌物が大量に排出されたりするようになるのです。男性の場合は、強い痛みやわかりやすい症状があらわれるので、淋菌に感染したことに気づきやすいと言えます。男性が淋病を放置してしまった場合、淋菌が尿道を通過して精巣上体まで広がり精巣上体炎を引き起こし、陰嚢が腫れることによって強い痛みを生じることもあるのです。痛みが生じることによる歩行困難や、重度の精巣上体炎による将来的な無精子症となってしまう場合があります。

女性の場合は、男性ほど強い症状があらわれないので、淋病が移ったことに気づかないケースも多いと言えるでしょう。淋菌に感染すると子宮頸管炎を生じますが、症状としてはおりものの増加や軽度の不正出血といった気づきにくいものばかりです。痛みもほとんど感じられないため、病気になってしまった自覚がないことが多いと言えます。

男性と違って強い症状がないため、女性はすぐに淋病に気づかないことが多いですが、放置してしまうと重大な症状を引き起こしてしまうのです。たとえば、卵管炎や卵巣炎、子宮頸管炎を生じるだけではなく、骨盤腹膜炎や肝臓周囲の炎症を起こす可能性もあります。結果として、炎症によって卵管が癒着してしまい、不妊症の原因となってしまうことがあるのです。卵管の癒着は不妊症だけではなく子宮外妊娠の原因となり得ることもあるので、非常に危険だと言えます。

淋病はオーラルセックスで移ることも多いですが、その際には咽頭淋病となります。咽頭淋病も性別に関係なく移ってしまう可能性がありますが、口内炎程度の症状で、口内炎自体はすぐに治ってしまうことも多いと言えるでしょう。

淋病の治療薬は、抗生物質が用いられることがほとんどだと言えます。しかしながら、近頃は治療薬に耐性のある淋菌も流行しているため、病院でしっかりと検査を行い、適切な抗生物質を処方してもらう必要があるでしょう。淋病もカップルの一方が感染している場合は、そのパートナーも感染している可能性が高いので、ふたりとも病院に行くことが大切です。