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性感染症の症状その4【梅毒】の症状

2019年11月16日

梅毒は古くから知られている性感染症のひとつですが、治療薬が発見されるまでは不治の病として恐れられていました。しかしながら、現在では抗菌薬によって治療することができるので、早期治療によって完治が可能な性感染症です。とても感染しやすい性感染症のひとつであり、コンドームなしでの性交やオーラルセックス、キス以外では、梅毒の症状がある部分に接触することでも感染します。移りやすいだけではなく、3週間、3か月後、3年後をポイントとして、状態が消えたりあらわれたりを繰り返すので注意が必要です。

梅毒トレポネーマが原因菌ですが、感染した人の症状がある部位だけではなく、精液や血液、膣分泌液といった場所にも存在しています。1回の性交で感染する確率は高いと言われており、感染経路も多いことから梅毒になってしまう人は少なくありません。梅毒は性別による違いよりも、感染してからの期間による違いのほうが大きいと言えます。

梅毒が移った約3週間後は、感染した部位にしこりができます。軟骨のような硬さのしこりは、次第に中心部が硬く盛り上がり、これには痛みがない場合と痛みがある場合があるのです。そして痛みはありませんが太もものつけ根が腫れるようになりますが、これらすべての状態は放置しておくと数週間で消えてしまいます。

感染して約3か月後には、赤茶色の小さな盛り上がりができたり、手の平や足の裏に発疹があらわれたりするようになり、ピンク色の円形のあざができることもあるのです。肛門周辺や性器にはイボが発生し、ここには梅毒トレポネーマが多数存在することになります。梅毒トレポネーマが存在するということは、その部位が感染源となってしまうので注意が必要です。他にも喉の奥に腫れが生じたり、脱毛が生じたりしますが、発疹をはじめとしたこれらの症状は3か月から3年続いたのちに自然と消えるでしょう。

梅毒になってから3年以上経過すると、皮膚組織に大きめのしこりができます。それ以降で、さらに末期症状がでるようになると、心臓や血管、神経や目などに重い障害がでてしまうのです。そのため、梅毒の自覚症状がある場合は早急に治療を行う必要があると言えます。現在は早急な治療によって大きなしこりができたり、重い障害がでたりするケースはほとんどありませんが、自覚症状があるにもかかわらず、病院で検査や治療を行わなければ、重症化してしまう可能性があるので注意が必要です。

自覚症状がある場合は医療機関を受診して、血液検査を行ってもらいましょう。血液検査の結果、感染していることが判明すれば抗菌薬などを処方してもらうことができます。梅毒は自然に治癒することはないですが、抗菌薬の服用など、適切な治療を行うことによって完治することが可能です。ただし、感染経路が多いこともあり、パートナーへの感染率も高いので、どちらか一方に症状があった場合はふたりとも医療機関で検査してもらうようにしてください。